ウエストとヒップがそれぞれ異なる下着のサイズに当てはまるときは、必ず大きい方を選んだり、ウエストだけで決めたりしないことが大切です。
購入したい商品のサイズ表で、両方の寸法を確認しましょう。表の上限・下限に近い数値や、すでに範囲を外れている数値には、特に注意が必要です。
FEELITSのメンズ下着3モデルを例に見てみましょう。
どれもおなじみのアルファベット表記のサイズですが、対応するウエスト・ヒップの範囲も、展開サイズも同じではありません。
まずは、購入するモデルのサイズ表を確認
別の下着に記載されたサイズではなく、現在の体の寸法を使いましょう。
下着のサイズを選ぶ際のウエストは、そのモデルのウエストバンドがくる位置で測ります。必ずしも胴体のいちばん細い位置で測るわけではありません。
ローライズのモデルなら、測る位置も低くなります。
ヒップは、腰まわりからお尻にかけて最もふくらみのある部分を一周して測ります。
両方の寸法が同じサイズの範囲に収まっていれば、比較的スムーズに候補を絞れます。
判断に迷いやすいのは、次のような場合です。
ウエスト → M
ヒップ → L
この場合、「いつもMを着ている」という情報だけでは足りません。その商品のサイズ表で、それぞれの寸法がどの範囲に入るかを確認する必要があります。
ウエストはM、ヒップはLに当てはまる場合は?
THM02を例に考えてみましょう。
| サイズ | ウエスト | ヒップ |
|---|---|---|
| M | 92–106 cm | 100–112 cm |
| L | 96–110 cm | 104–116 cm |
| XL | 98–112 cm | 108–120 cm |
次の寸法の方を想定します。
ウエスト:93 cm
ヒップ:115 cm
ここでのウエストは、THM02のウエストバンドがくる位置で測った寸法です。
ウエスト93 cmは、Mの範囲に入ります。
ヒップ115 cmは、Mの範囲を超えており、LとXLの両方に入ります。
Mでは両方の寸法をカバーできません。一方、Lのウエスト範囲は96 cmからなので、この方の93 cmは下限を下回ります。
この組み合わせは、「いつでも大きい方を選ぶ」という一律のルールでは十分に判断できません。
各商品のサイズ選びの注意書きも参考になります。例えば、現在のKNM06の案内では、サイズの中間に当てはまる場合や、ゆとりのある着用感が好みの場合に、ワンサイズ上をすすめています。THM02にも、よりゆったりとした着用感を求める場合はサイズを上げるという案内があります。
ただし、これらはそれぞれの商品に対する案内です。ウエストとヒップのサイズが違う場合は、必ず大きい方を選べばよいという意味ではありません。
サイズ範囲の限界に近い寸法に注目
KNM06には、次の対応寸法が記載されています。
| サイズ | ウエスト | ヒップ |
|---|---|---|
| M | 84–98 cm | 92–104 cm |
| L | 88–102 cm | 96–108 cm |
| XL | 92–106 cm | 100–112 cm |
ウエストの範囲は大きく重なっています。このような場合、ウエストよりヒップの寸法の方が、候補をはっきり絞れることがあります。
KNM03の対応寸法は、また異なります。
| サイズ | ウエスト | ヒップ |
|---|---|---|
| M | 66–80 cm | 76–90 cm |
| L | 70–85 cm | 80–95 cm |
| XL | 74–90 cm | 84–100 cm |
| XXL | 78–95 cm | 88–105 cm |
KNM06とは範囲が明らかに違い、KNM03はXXLまで展開されています。
そのため、KNM06のサイズをそのままKNM03に当てはめることはできません。
同じ数値をFEELITSの3つのサイズ表で比べると?
サイズ表そのものを比較するため、次の同じ数値を使います。
ウエスト:95 cm
ヒップ:110 cm
これは、あくまで表どうしの比較です。ウエストバンドの高さが異なる可能性のある3モデルで、同じ方のバンド位置の周囲がすべて正確に95 cmになるという意味ではありません。
KNM06:サイドストリングブリーフ
KNM06は、サイドが細いローライズのブリーフです。Tバックよりも後ろの布の面積が広くなっています。
ウエスト95 cmは、M・L・XLに当てはまります。
ヒップ110 cmは、XLに当てはまります。
このサイズ表では、ヒップの寸法によって候補が絞られます。
KNM03:ボクサーブリーフ
KNM03はボクサーブリーフです。
記載されている最大サイズはXXLです。
ウエスト:78–95 cm
ヒップ:88–105 cm
同じ数値で確認すると、次のようになります。
- ウエスト95 cmは、XXLの上限に当たります。
- ヒップ110 cmは、XXLの上限である105 cmを超えています。
KNM06の表には収まる数値でも、KNM03の表では両方の寸法をカバーできません。
THM02:Tバック
THM02は、後ろのカバー面積を最小限にしたTバック型で、フロントポーチは二重構造です。
ウエスト95 cmは、Mの範囲に入ります。
ヒップ110 cmは、表にある複数のサイズ範囲に入ります。
同じウエスト95 cm・ヒップ110 cmでも、表によって次の3通りの結果になります。
- KNM06:ヒップの寸法はXLに当てはまります。
- KNM03:ウエストはXXLの上限、ヒップは記載範囲を超えます。
- THM02:ウエストはM、ヒップは複数のサイズ範囲に当てはまります。
いつものM・L・XL・XXLをそのまま別モデルに当てはめず、必ずそれぞれのサイズ表を確認しましょう。
伸縮性だけを頼りにサイズを下げない
生地やウエストバンドが伸びるからといって、小さいサイズでも大丈夫だとは限りません。
繊維の組成だけでは、完成した衣類がどの程度伸びるかは正確にわかりません。生地の構造や、別に使われているゴムなどもフィット感に影響します。
シルク生地の構造は、すべて同じではありません。例えば、シルクニットと織物のシルクでは構造が異なります。また、伸縮性のある繊維や別のゴムパーツを使った衣類もあります。
しかし、そこから次のような一律の判断はできません。
「この生地は伸びるから、ワンサイズ小さくしても大丈夫」
その商品について伸縮性試験が行われていなければ、小さい下着サイズを選べると判断するための、検証済みの伸び率はありません。
詳しくは、 シルクニットと織物シルクの違い を解説した「シルクニットは本物のシルク?編み物と織物の違い」をご覧ください。
ウエストとヒップのサイズが違うときの確認手順
次の順番でサイズ表を確認しましょう。
1. そのモデルのウエストバンドの位置で測る
バンドがくる位置の周囲を測ります。ローライズの場合は、必ずしも胴体の最も細い位置ではありません。
2. ヒップも別に測る
腰まわりからお尻にかけて最もふくらみのある部分を一周して測ります。
3. 選択肢を制限する寸法を確認する
どちらの数値が範囲の限界に近いか、またはすでに範囲を外れているかを確認します。
4. ひとつ上のサイズと比較する
サイズを上げるとヒップが収まる場合でも、バンド位置の周囲がその大きいサイズの範囲に入っているか確認しましょう。
5. カットと商品ごとのサイズ案内を確認する
サイドストリングブリーフ、ボクサーブリーフ、Tバックは、形もウエストバンドの位置も異なります。サイズ選びの案内も同じとは限りません。
サイズ相談でカスタマーサービスに伝えること
商品に合ったサイズの提案を受けるには、次の3点が役立ちます。
ウエストバンド位置の周囲 + ヒップの寸法 + 商品名
例えば、次のように伝えます。
ウエスト:93 cm
ヒップ:115 cm
モデル:THM02
この数値なら、THM02のサイズ表と直接比較できます。
一方、次の情報だけでは十分ではありません。
「普段はMを着ています」
これだけでは、次の点がわからないためです。
- ヒップがMの範囲を超えているか。
- ウエストが重なり合う複数のサイズ範囲に入っているか。
- そのモデルの実際のウエストバンド位置で測っているか。
- 普段のMが、まったく別のカットの商品なのか。
FEELITSへのサイズ相談では、これらの情報があれば、ウエストかヒップのどちらかを一律に優先するのではなく、実際の商品サイズ表に照らして提案を確認できます。
関連する内容として、 同じ下着サイズでもフィット感が違う理由 を解説した「同じサイズのシルクショーツなのに、はき心地が違うのはなぜ?」もご覧ください。
注文前に相談した方がよいのは、どんなとき?
特に、次の場合はサイズ相談が役立ちます。
- 一方の寸法は小さいサイズの上限を超え、もう一方は次のサイズの下限に届かない場合。
- ウエストとヒップが示すサイズが、2段階以上離れている場合。
- どちらかの寸法が、サイズ表全体の範囲を外れている場合。
- 範囲が重なっており、複数のサイズが候補に残る場合。
- ローライズなど、そのモデルのウエストバンドがどこにくるかわからない場合。
ウエストバンド位置の周囲、ヒップの寸法、正確な商品名を伝えると、適切なサイズ表を使って提案を確認できます。
よくある質問
下着のサイズは、ウエストとヒップのどちらで選ぶべき?
両方を確認しましょう。
ウエストは、その下着のウエストバンドがくる位置で測ります。必ずしも胴体のいちばん細い場所ではありません。
一方の寸法が複数のサイズに入り、もう一方が限界に達している、または超えている場合は、後者の寸法で候補をより明確に絞れることがあります。
ウエストもヒップも、いつでも優先すべき寸法というわけではありません。
ヒップが大きいサイズに当てはまるなら、サイズを上げるべき?
必ずしもそうとは限りません。
まずヒップが小さいサイズの範囲を超えているかを確認し、次に、バンド位置で測ったウエストがひとつ上のサイズの範囲に入るかを確認しましょう。
その商品のサイズ案内も確認してください。特定の条件でサイズアップをすすめる商品でも、その案内をすべてのカットの下着に当てはめることはできません。
ウエストは複数サイズに入るのに、ヒップは1サイズだけに入る場合は?
その場合は、ヒップの寸法が候補を絞る主な手がかりになります。
KNM06はよい例です。ウエストの範囲は大きく重なっていますが、ヒップの範囲を見ると、候補を早く絞れることがあります。
ウエストだけを見ると複数のサイズが候補になりますが、そのすべてがヒップにも対応しているとは限りません。
下着のカットによって、選ぶサイズは変わる?
カットによって衣類の構造、ウエストバンドの位置、サイドや後ろの布の面積が変わります。
KNM06はサイドストリングブリーフ、KNM03はボクサーブリーフ、THM02はTバックです。
対応する体の寸法範囲も違うため、同じアルファベットのサイズをそのまま別モデルに当てはめることはできません。
どちらかの寸法が、どのサイズにも入らない場合は?
もう一方の寸法だけを頼りに、近いサイズを無理に選ばないでください。
どちらかの寸法がサイズ表全体の範囲を外れている場合は、両方の寸法と商品名を伝えて相談しましょう。
ウエストは、そのモデルのバンドがくる位置で測った数値であることを確認してください。








